女神の微笑み

「すごいねアヤちゃん。私ずっと負けっぱなしだよ」
ロッカールームで着替えていると、雅(みやび)が入ってきて言った。

この店のナンバー2である。アヤが来るまで、<楓>のナンバー1はずっとこの雅だったらしい。

ホステスにありがちな雅という名は、もちろん本名ではないだろう。

でも、その名のよく似合う美しい女であることは確かだった。