私、中山美織と、下咲春人との出会いは

小学校2年の時だった。

「ほら、美織挨拶しなさい。」

お母さんが言うけれど中々怖くて言葉が出ない。

「美織ちゃん?僕、下咲春人!よろしくね!」

「美織…です。…よろしく」

「分からないことは、僕に聞いて?」

「うん、ありがとう!」

「ありがとう、春人くん。仲良くしてやってね。」

「もちろん!」

お母さんが言う言葉に春人は元気よく答えた


これが、春人と私の出会いだった。