タンポポの約束。





怒っているかと思ったふうちゃんの顔は
とても優しく笑っていた











「聞いたよ
それで自分バカなことしたって気付いて、仲直りに決心がついたの…
ごめんね…本当にバカだよ私…っ」











優しく笑っていたふうちゃんの顔は
見る見る涙で濡れていく











「ふうちゃんっ…ごめん…ごめんね…
私先輩のこと好きじゃないのに…っ」











ふうちゃんの涙を見ていると
私まで泣けてきて…



二人で謝りながらワンワン泣く




全く…私達はバカだよ〜…











「私きっとまたぽぽに嫉妬して怒ったりするかもしれない…
でも私はぽぽのこと大好きだからね!
それだけは忘れないでっ?」











そう言ってくれるふうちゃんと友達でよかったと思う











「私だってこれからいっぱい怒らせると思うし
迷惑かけると思う…
でもふうちゃん大好きだよっ♪」











そう言って2人でフフっと笑う





よかった、仲直りできて♪











「今日も先生と勉強でしょ?
美術室まで一緒に行こう?」





「うんっ♪」











ふうちゃんと仲直りできたよ
先生に報告しなくちゃね




なんだかんだ話聞いてくれたり
気分転換付き合ってくれたから…






そして2人で美術室へと向かう