タンポポの約束。





「私はナツメ先輩好きじゃないよ
先輩も好きって言ってるわけじゃないし」











そうだよ!
彼女になれ的なことは言ってきたけど
好きなんて言われてないもん




きっと興味本位なんだよ











「ぽぽは可愛いからね」











そう呟いた言葉が
少し皮肉めいたものだったのが悲しい




でも…こう思われても仕方ないよね





別に可愛くないのに…











「私は…私は先生が好きだから」











悲しくて



ふうちゃんに安心して欲しくて色々考えてたら



そんなことが口から出てきた





え??ええ!?



ふうちゃんは目を見張って驚いている

けど一番驚いているのは多分私だと思う







わ、私今なんて言った??











「ぽ、ぽぽ先生が好きなの?」











やっ、やっぱり先生が好きって言った?




な、何言ってるんだ私は…











「ち、ち、違うのっ!
なんか…ポロって出てきた…」











私がそう言うとふうちゃんは少しだけ微笑む