タンポポの約束。





「先生、出てきてください」





「寝てな」











きっと過呼吸を起こしてるのかな?




なんでだろう?
別に消毒の匂いがするわけでもないのに…











「先生が出てこなくちゃ寝ません」











クラクラするけど
ミナくん先生を一人で苦しませるなんてできない




そんな気持ちを込めて動かずにいると
扉がガラッと開いた











「はぁ…頑固だな〜…」











やっぱり苦しそうに息をする先生











「どうしたんですか?」











私が聞くと、先生は自嘲気味に笑う











「俺が好きになったらみんな倒れたりするのかなって思った
神凪がいなくなったらーって思ったんだ
弱すぎる」











え、いま先生好きって……




苦しさでそういうのも回ってない?











「弱くないですよ…
心配かけてごめんなさい」











私の自己管理が悪いから心配させて
また苦しめたんだもん




私が謝ると優しく頭をポンポンと撫でてくれた先生











「そろそろ横になった方がいい
熱が高くなるから」





「わかりました…」











ちゃんと安静にして
明日元気にならなくちゃ




水族館楽しみだもん…







先生の優しい手で安心して
すぐに眠りについた