「内山くん、ありがとう…
おかげで怒られなくて済みました」
私は深々と頭を下げてお礼を言う
「いいっていいって!
俺も班の人とはぐれたからちょうどよかった」
「そ、そうなんだっ…」
それにしても助かった
見た目はちょっと怖そうな見た目だけど
意外と話してみると優しい人だ
っていうか…すごく寒い…
寒すぎて凍えそうなくらい…
「愛美と同じ班だよな?」
「あ、うん!」
「あいつ俺との同じ班はいやだっつってよー
ごめんな、迷惑かけてるだろー?」
「え??」
なんで内山くんが謝るのだろうか?
そして嫌だって言われたんだ…
私が疑問に思っているのがわかったのか
内山くんは苦笑いをしながら付け足してくれる
「俺と愛美付き合ってんだよ
まさか知らない奴がいたとはなー」
「し、知らなくてごめんなさい…
その、迷惑とか全然かけてないよ!
むしろ私の方がお荷物というか…」
「お荷物ではないだろー
でもまぁ迷惑かけてないなら良かった」
班長のくせにはぐれてしまうなんお荷物以外のなんでもない
ナツメ先輩とふうちゃんがいなくなるのも止められなかったし…
私より絶対愛美ちゃんの方が班長がよかったと思う
なんて…今更思っても仕方ないけど…



