タンポポの約束。





「みんなお疲れさーん」





「ミナくん!
疲れた俺らに何かくれよ〜!」





「なんでだよー
俺はここに置きっぱなしのプリント取りに来ただけだっつの」











早速男子に絡まれた先生はゴソゴソと教卓を漁る











「何も持ってねーの!?
いつも何か持ってるじゃんかー!」





「クリスマスは明日だぞー
今日は早いだろーが」





「え!?明日何かくれんの!?」











その言葉に生徒みんながキラキラと目を輝かせる





この様子はきっとあげるつもりなのだろう











「さぁーな
いい子にしてたらサンタさんが来てくれるさ」





「えー!!!!!」











そう言って出ていく寸前先生は私を見て微笑んでくれた







先生の出ていった教室では
みんな口々に"あれはくれるな!"とか
それぞれ喜んでいる






だから私と先生の様子を見てる人なんていない
と、そう思っていた