【たんぽぽside】
テルくんに担がれ、美術室に着くと、おろしてくれた
「ふうちゃん大丈夫かな?」
ナツメ先輩がキスしていたのには驚いたけど
それよりはふうちゃんが心配
だって…あんなにナツメ先輩が好きなのに
なのにもし遊びとかであんなことされてたらきっとすごく悲しいもん…
私がひたすらそれを考えていると
テルくんが頭をポンっと叩いてきた
「考えすぎだっつーの!
風花なら心配いらないさ!」
「そうかな…?」
もしふうちゃんを傷つけたらナツメ先輩を怒ってやろう
私でも怒るんだってこと教えてあげなくちゃ
「ぽぽ、まだミナくんのこと好きか?」
「えっ!?」
突然聞いてきたテルくんの言葉に顔が赤くなってしまう
「す、好きだよ……
で、でも叶わないのは知ってるから!
だから何も言わなくていいよ…」
私なんかが先生の彼女になれるわけ無い
両想いなんてなれるわけ無い
そんなのわかってるから大丈夫
私がニコッと笑って見せると、テルくんも笑ってくれる
「そう思ってるなら俺にも勝ち目ありかもな!」
「ん??」
勝ち目??
なんの勝ち目だろう??



