そして昼休み
とりあえずご飯を食べるためにテルくんとふうちゃんと一緒に机を並べる
「ぽぽー!今日食べ終わったら鉄棒しに行こうぜ!
昨日からなんでかしたくてしたくてたまんないんだよ!」
テルくんはご飯を口に入れ、意気込みながらそう言った
昔はよく鉄棒したなぁ〜♪
せっかくだからしたかったけど…
「ごめん…食べ終わったら多目的室に行かなくちゃいけないの…
ナツメ先輩にこいって言われてて…」
私が手を合わせながら謝ると、テルくんはあからさまにムスっとした
「なんであんなやつに従うんだよ!
好きじゃないなら別れればいいんだよ」
それが出来ればこんなに苦労してません…
何回も言ってるけど聞かないんだもん…
そんなことを私とテルくんが話していると
ふうちゃんの箸が止まっているのに気がつく
「ふうちゃんどうしたの〜?」
「え、い、いやっ…」
ふうちゃんは明らかに様子がおかしいけど…
「あ、風花どうせ暇だろ!?
一緒に鉄棒しようぜ〜」
「え、いや
私も用事があるの」
「んだよ!つまんねーな!!」
用事…??
なにかあったのかな?ふうちゃん
テルくんがブーブーと文句を言っていると
突然テルくんの頭に人の手が乗った
「じゃあ俺が一緒に鉄棒してやるぞー雨宮」