四葉さんはパッと表情を変えて、ミナくん先生を睨みつけた
「あと、なんで姉ちゃんが亡くなったあと、色んな奴に喧嘩ふっかけて遊んでたんだよ
姉ちゃんはそういうのが嫌いだっただろ!」
喧嘩ふっかけて遊んでた!?
思わず四葉さんの言葉に驚いてしまう
こないだ言ってたことってこれのことかなのかな?
「あの時は何度もやめろっていっても聞かなかったよな
別にいいだろ!って顔だけはニコニコして
あれは本当に許せなかった」
顔だけはニコニコして別にいいだろ!
って、それ怖すぎますよ…
許せないって言うか…
忘れれないって感じなのかもしれない…
四葉さんから憎しみのこもった目で見られたミナくん先生は少しだけ困った顔をする
「あの時は俺どうかしてたんだ
だからそれはごめん
でも今はしてないから」
「あたりまえだろ」
まぁ、四葉さんごもっともです…
これで言いたいことは以上だと言わんばかりの四葉さんの顔に戸惑う私と芽命さん
これは…今回の話は…
どっちもどっちだと思います…
なんて言えるわけもなく…
重たい沈黙が訪れると………
「ま、要するに、仲直りしてやってもいいんだぞってことだろ?お互いに」
そう、公園の入口の方から
突然低い声が聞こえてきた



