タンポポの約束。





先生と歩く帰り道

先生は私の少し後ろを何食わぬ顔で歩く





ドキドキしているのは私だけ
きっと先生は誤解を受けないようにちゃんと距離を保って後ろを歩いてくれているんだ











「八代と最近どうなんだ?
あいつ無茶苦茶な奴だから何かされてないか?」











少し後ろからそう先生は話しかけてくる




ナツメ先輩には困った様子で対応してるのを度々見るからきっと心配してくれているんだろう





好きで付き合ってるわけじゃないけど
そんなの先生に言える筈がないもんね











「何もされてないですよ♪」





「嫌ならちゃんと断われよ?」





「はい♪」











そんな話をしていると
私の横に車が一代止まった











「たんぽぽちゃん
こんなくらいのに一人じゃ危ないよ」











車から顔を出したのは四葉さん




夏祭りぶりだから久しぶりだなぁ





そんなことを思っていると、いつの間にか隣にミナくん先生が来ていてびっくり





そしてミナくん先生と四葉さんはお互いを見つめて固まった











「四葉」





「手嶋…」











ん??2人とも知り合い?


やっぱり四葉さんの知り合いだったのかな?