裏切っていないのに、なんて。今さら言ったところで誰も信じてくれないから。 怖くても。誰も助けてくれるはずない。 わたしは窓側の1番後ろの席に着くと、顔を伏せて寝る体制に入った。 最近、眠れていなかったからな。 瞼が下がってきて、もう眠りそうだっていうのに。なんでこのタイミングでくるの。 つくづく私はついていないと思う。 嫌な夢見て。 遅刻しそうになって。 何でこの人達と朝から会わなきゃいけないの。 全部私のせいなんだけどさ。