気持ち悪い気持ち悪いっ! 「やめてっ!」 つい叫んでしまう。でもここには助けてくれる人なんていない。 「調子のってんじゃねーよ!」 「ってかこいつ、白牙の姫じゃん!」 「今は違う!」 「こいつ拉致れば俺らのてがらだな!」 私は薄暗い路地裏まで連れて行かれた。