門のようなものが開いて通れば、整った庭が広がっていた。
少し進むと家があり、そこでドアを開いて待っているのは朝陽のお母さんで。
きっと少し泣いたんだろう。目の下は赤くなっていて。
それでも、朝陽のお母さんは朝陽にとても似ていてふんわりと笑った。
目の前にしても、今度は固まらず真っ直ぐとした瞳でお母さんをとらえていた。
お母さんが涙を溢して。朝陽をゆっくりと抱き締めて。
少し驚いた朝陽も目を潤ませながらゆっくりと手をまわした。
「…ごめん、なさい。本当はずっと謝らなきゃって、思ってて。…あんな小さな子1人にしちゃ、駄目なのに。一番病気で苦しんだのは、朝陽なのに。…わたしは何も出来な、かった…!」
「俺も。…言っておかなきゃいけない事があって、今日は来たんだ。…今までどこで何していたのか、何も知らないだろうから…。」

