ギィッ…
ゆっくり開けると、なにかにぶつかる音がした。
その隙間から中に入ると、中には3人の女の子と麻里奈がいた。
こちらには気付いてないらしい。
入るタイミングをはかる。
「あんた、かわいそうね。もう居場所ないんじゃないの?…だからこれから
は私達が遊んであげる。嬉しい?」
そう言って、おもちゃのように殴ったり、蹴ったり。
「男子に媚び売って!猫被ってるのばればれだっつーの!…そうね、まるで寄生虫みたい。」
そう言ってリーダー格の女がハサミを取り出し、振り上げた。
…!!
その瞬間、考える間も無くドアを開けた。
麻里奈は目を瞑って耐えるようにしていたけど、その上に覆い被さるようにして体を丸める。
ハサミは私の頬を掠め、
パツンッ───
私の髪を切った。

