「栞ちゃん!1人余っているから、おいで!」 「うん。」 久しぶりにちゃんと見る陸の顔。 「陸…。お姫様は今日は留守?」 「あぁ。それがどうした。」 「少し、話がしたいなって。」 「話すことなんて、ねぇ…だろ!」 1発、鳩尾に蹴りを入れると、膝をついて、咳き込む。 「ねぇ。どう?強くなったでしょ?守られる存在はもう止めたの。守りたい仲間が出来たから。」 出てきた感情は、思っていたよりもどす黒く。 決着が着いた雰囲気の中、私の声だけが響いた。