そして、暴力はエスカレートしていった。 殴るとかそれだけじゃなくて、首を絞めたりしていた。 俺たちにも殴って、蹴って。 俺たちを殴っている光景を見たお母さんは、久しぶりに正気な眼を見せてくれた。 「この子達はだめ!!」 って。泣きながら言った。 それでも、俺の首を絞めている手は離すことをせず。 「っ…はぁ……っ」 息が吸えない。だんだん頭がぼぅっとしてくるのを感じた。 それから、プツンと意識がなくなっていった。 本当は守らなきゃいけないのに。 …俺が、いけないんだ。