「朔夜!?なんでここにいるんだよ!…これは違うんだ!」
「…違うの。優斗は悪くないの!」
優斗と藍香は違うって否定していた。でも、この状況で否定する方がおかしい。
「なにが違うんだよ…!」
俺は現実を受け止めたくなくて、優斗の家から出た。
時間はもうすぐ午後11時。家に帰りたくなくて、繁華街にいったんだ。繁華街はなにもかも忘れられそうなほど明るくて。
でも、頭の中にはさっきの事がぐるぐる回っていて。その頃、俺がやり始めたのがケンカだ。
とにかく殴って、殴って、頭の中でもやもや消えない映像を必死に忘れようとしていた。
それでも忘れられなくて。俺はもう壊れていた。

