「…これが私の過去だよ。」
朔夜が今どんな顔をしているのか怖くて俯いた。全部は誰にも話したことなかったから。
目の奥がじわっと熱くなって。
涙がこぼれた瞬間、私は朔夜に抱きしめられていた。
「大丈夫だから。俺は栞が好きなんだよ。だから、気にしない。」
そういうと、私の唇にキスを落とした。
「朔夜、ありがとう。私初めて全部言えたの。それに、私のファーストキスは朔夜だよ。」
私はお父さんに犯されたんだけれど、キスされたことは一度もない。
そう言うともう一度、さっきより深くて甘いキスをくれた。
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