闇に染まった真実。





服は全部脱がされ。


お父さんの手が、舌が私の体を這いずりまわって。吐き気がする。


目を瞑って、唇をギュッと噛んで。痛みと吐き気に耐えた。



私は実のお父さんに犯されたんだ。



気持ち悪い、気持ち悪い。体をどんなに洗っても、あの感触が取れなくて。何度も吐き気が込み上げてくる。


お風呂を出て、鏡を見ると身体中ミミズ腫れのようなものが出来ていた。


私の初めてを奪った人。痛くて、悔しくて憎くて。本当に殺したいと思った。



それと同時に死にたいと思った。今なら死ねる気がする。私が生きてきて楽しいことなんて、一つもない。


これからもずっと、犯され続けるなら死んだ方がいいんじゃないかと。


私は、ポーチの中からカミソリを取り出し、左手首に当てる。


多分、こんなんじゃ死ねない。ただ、痛いだけ。分かっている、そんなこと。でも、これなら出来る気がするから。