闇に染まった真実。




「花火もあるよ!」


食べ終わった後にたくさんの花火を持ってきた葵。なんか可愛くて弟みたいだよね。


「ホント?やるやる!」


それに乗っちゃう私も子供だけど。



線香花火とか、ロケット花火とかいろいろな種類があって。花火もすごく久しぶりだ。


私は線香花火が好き。パチパチして、最後は落ちるところが少し切ないけど、かわいらしくて。


「みてみて朔夜!綺麗でしょ!」


そう言って朔夜の方に目を向けると、ドキッと心臓が跳ねた。そのドキドキが切なくて。

花火の炎で優しく照らされて見える顔がとてもかっこよくて。


「朔夜、好きだよ…。」


なんでだろう?この気持ちを言葉にするのは今しかないって思った。溢れてしょうがないこの気持ちはもう隠せない。


人生初というぐらいの不安と緊張が私を襲って。もし、振られたら。もう気まずくなっちゃうのかな。