はぁ、良かった。ホントは少し怖かったから。なんか言われたら危なかった。
ドキドキするのを落ち着かせ、皆のところへ急いだ。
「おい、どうしたんだ?そんなに急いで。」
「白牙の奴らが来てる!」
「は?え、よくわからないんだけど。」
「だから帰ってくるときにさっきぶつかって、それが麻里奈で!」
「なんかされたのか?」
「ううん、大丈夫だったけど、とりあえず言わないととおもって…」
そう言うとギュッと抱きしめられた。
「ごめんな…こんなことになるなんて、着いて行けば良かったな…ホント大丈夫だったか?」
いつもの朔夜じゃない。
後悔しているような、そんな声が聞こえた。心配してくれて嬉しい。だけどそんな声で言われたら胸が少し苦しいよ…。

