「葵可愛いけど離して〜!」
そう言っても離してくれず、更にぎゅうっと抱きしめてくる。
「やーだ!」
そんな可愛く言ってもダメなんだから!
私が離そうとしていると、ふいに体が後ろに引っ張られた。
それに気づいたと同時にギュッと誰かの腕の中にいた。
え、誰?
前にもこんなことあったような。そう思って振り返ってみると。
そこには葵を睨んでいる朔夜がいた。
え?ちょ、怖っ!なんで睨むの!?
私は分からなかったけど、葵は分かったように苦笑いしていた。
「総長そんなに睨まないで下さい〜!」
なんていいながら私を離した。でも、朔夜には抱きしめられたまま。
ん…?抱きしめられている?
「ちょ、朔夜!」
今の私は限界だ。だって水着だよ?
朔夜は上半身裸で、私はパーカー着ているって言っても水着だから。
そんな状態で密着しているんだよ?顔から火が出そうだ。

