真っ暗な闇に包まれた瞳はなにも映してなくて。笑っているつもりだろうけど、笑えてない。
そして踏み込まないでと言われているような気もして。
これ以上、聞けなかった。怖かったの。
また、拒絶されそうで。
無理やり話したら、朝陽が壊れてしまいそうだったの。
だから、待つよ。
朝陽が話してくれるまで。多分、もう少し時間がかかる。
でも、いつか話してよね。
ちゃんと待ってるから。
「ちょっと!聞いてないんだけど!ほんっとに適当なんだから!」
そう言ってふざけながら皆と朝陽の別荘に歩いていった。
ふと隣にいる朝陽の顔を覗いてみると、もういつも通りの穏やかな表情で笑っていた。

