「朔夜お前言ってなかったのかよ!栞ちゃん、あれが俺の別荘だよ。」
本当だよ!いつも朔夜は適当すぎる!
そう思いながら朝陽の指先を見ると、ものすごく大きな豪邸が建っていた。
「あれが別荘なの!?朝陽んちってお金持ちだったんだ!」
でも、
「…まぁね。」
朝陽は切ない表情で別荘のほうを見ていたんだ。
「…あれ?朝陽、どうし「とりあえず中入ろうぜ!栞ちゃん、今日はここに泊まるから。って服とか大丈夫?」
どうしたの?って聞こうとしたのにそれは朝陽の声によって遮られた。
服は濡れた時用に持って来てたから平気だけど。
…だけど。
別にそんなこと今は気にしてないの。
ねぇ、どうしてそんなに悲しそうな顔するの?

