「あ!これ可愛い!」
私が見つけたのは、黒いビキニでシンプルなんだけど、胸元とスカートに大きなフリルがついているもの。
大人っぽくて、可愛い。一目惚れした!
「これにする!ちょっと買ってくるね!」
そう言ってレジに向かった。
「可愛いの買えて良かったな」
嬉しくてつい、笑顔になっちゃう。
「ごめん!待った?」
「栞!勝手に行くなよな!買ってやったのに。」
そう言ってくれた朔夜にありがとうと返して、また朔夜のバイクに乗せてもらった。
ねぇ、朔夜。
どうしょうもないくらいに好きなの。朔夜のこと思うと胸が苦しくなって。でもこの苦しさも嫌いじゃない。
「好き…」
私の声はバイクの音にかき消された。

