私はルカと一緒に外に出た。

「なぁ、いつ帰ってくるんだよ」

『___もう少しだよ。もう少しであの人が迎えに来る。』

「そうか___。」

『心配しないで。私ね、後悔してるの。なんで、出ていったあとすぐに戻らなかったんだろうって。』

私は、あの人がいないと生きてゆけないのに。

わかって、分かりきっていることなのに。

戻らなかった。

『大丈夫。必ず戻るから。』

そういって私はルカのおでこにキスをする。

ルカも私のおでこにキスをする。

この行為は約束ってこと。

『じゃあ、戻ろっか。リュウキ達が待ってる。』

「あぁ。」

ルカのその表情は安心したように見えた。

きっと約束があるから。

私は絶対に約束を破らない。