「関係無くない。俺にとっては優愛ちゃんは大切な人だ。」

やめてっ。そんなこと言わないで。

私はもう関わりたくはないの。

もう忘れたいの。全部。

『私にとって、ミズキはたくさんいる男のなかの一人よ。』

ミズキは何かを考えたあと--はぁとため息をついてますっすぐ私の方を見て、

「やめた。本当は約束だけして、迎えに行くつもりだったのに。」

---やめた。

といって私の手を引っ張ってバイクにのせる。