「ん·········あれ?」



目を覚ますと俺は自分の部屋で布団の上に横たわっていた。

制服のまま寝てしまったのか。


「何か生臭いな······。」


ふと腕を見ると、しわくちゃの制服に血がついている。

自分の体を見回すとそこかしこに血。血。血。


「ッ!?」

慌てて顔を触るとぬるっとした感触。


俺は走って洗面台に向かった。