「この前の委員会を決める時もすげぇ顔してたよね」
そう、あの時。藤くんと佐伯さんが同じ委員会に手を挙げて決まったとき。
私は開いた口が本当に塞がらない状態になってかなりマヌケな顔をしていたらしい。
それも後で藤くんに言われた。
大爆笑とともに。
「付き合わなかったのは…好きな人がいるからじゃないの?」
私は真髄を聞いた。
「佐伯さんのこと」
その名前を出した瞬間、藤くんの顔が強張ったのを感じた。
それの表情が全てを物語ってるような気がした。
「……好きな人ねぇ〜。お前、この前からずっとそればっかだよな」
「だって好きな人の好きな人は気になる……もん」
「好きな人がいたら?」
「……え?」
「いたらどうする?俺のこと諦める?」
そう、あの時。藤くんと佐伯さんが同じ委員会に手を挙げて決まったとき。
私は開いた口が本当に塞がらない状態になってかなりマヌケな顔をしていたらしい。
それも後で藤くんに言われた。
大爆笑とともに。
「付き合わなかったのは…好きな人がいるからじゃないの?」
私は真髄を聞いた。
「佐伯さんのこと」
その名前を出した瞬間、藤くんの顔が強張ったのを感じた。
それの表情が全てを物語ってるような気がした。
「……好きな人ねぇ〜。お前、この前からずっとそればっかだよな」
「だって好きな人の好きな人は気になる……もん」
「好きな人がいたら?」
「……え?」
「いたらどうする?俺のこと諦める?」


