藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

私は睨み付けながら見ていたプリントから目を離し、前を向くとそこには…



「ふっ藤くん!!」



藤くんが呆れた顔で私を見ていた。

そして私の手元にあるプリントを見ると全てを察したようだ。



「あぁ、今日の数学のやつね」



藤くんも私と同じクラスで授業を受けていたのだから全てを知っているのだ。



「藤くん、お願いがあるんだけど…」


「嫌だ」


「まだ何も言ってないよ!」


「嫌な予感しかしない」


「いや、この数学のプリントがね、ちょ〜っと分かんないところがあって教えてくれたら嬉しいな〜なんて…」


「……俺、帰るわ」



藤くんは自分の席にあるカバンを取り、今すぐにでも教室の外へ出ようとした。