藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

「はぁ〜…」



そう深いため息をつくとともに、藤くんはいきなりその場にしゃがみ込んだ。



「ふ、藤くん!?」



いきなりのことで戸惑いオロオロする私。


「藤くん?もしかしてなんか体調悪いとか??」



私も一緒にしゃがみ込み、顔を覗き込む。



「……藤くん??わぁっっ」



藤くんの腕がふわりと両側から回り、暖かい体温が私を包む。



「なんでこんなバカなヤツ……」



そして、藤くんは私の耳元でそっと囁いた。


その言葉は聞きとれないくらい微かな声だったけど。


ーーー私にははっきりと聞こえた。







"好きになったんだろ"







おまけ Fin