藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

その声に私は勢いよく体を起こす。



「藤くん…!」


「人の席で何やってんだよ、変態」


「いや、ちょっと、ごめん、あはは……」



私は慌ててガタッと椅子から立ち上がった。



「帰ったんじゃなかったんだね」


「あぁ、飲みもん買いに行ってた」



その片手には飲みかけの缶コーヒーがあった。


缶コーヒーとか…しかもブラックだし。


藤くん大人だな。



「話あるんだろ。早く言えよ」


「あ、うん……えっと……」



あれ?私、一体何から話せばいいんだっけ?


何か勢いで声かけてしまってたし。


えーっと、えーっと……



「……別れたいの?」