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私は家に帰るや否やすぐさま藤くんにLINEした。
最近の日課だ。
『佐伯さんと同じ委員でよかったね』
ピロロン
すぐに返事が着た。
藤くんは意外にも返事がいつも早い。
私からのLINEをいつも待ってるからなのかと自分に都合のよい解釈をしていたけど、ケインも似たようなことを言っていたからすぐ返事を打つタイプなのだろう。
『今日早速噛んでたな』
はい!
さっきの話、無視〜!
『佐伯さんが美化委員したがってるの知ってたんだ』
『いや、知らんかったし』
『てかアイツの方が俺より後に手を挙げただろ』
そりゃそうだったけどさ。
『嬉しい?』
今度は少し間が空いて返事が返ってきた。
『ケインとのペアでよかったな』
まっまた話をすり替えられた…
佐伯さんの話をするといっつもはぐらかされる。
そんなに聞かれたくないのだろうか。
『ケイン、司会上手だったし助けられたよ。よかった』
『お前、ケインに惚れたろ?』
『私は藤くん一筋』
そう送ってから返事が返ってこない件。


