私は例の体育館裏にまで佐伯さんを連れてきた。
佐伯さんは藤くんのことが本気で好きだ。
だからこそ、私もちゃんと言わなきゃいけない。
そう、思った。
「……ずっと言えなかったけど、私、藤くんのこと好きなんだ」
反応が怖かった。
別に佐伯さんのこと協力したり、嘘ついたわけでもないけれど…
私の気持ちを正直に佐伯さんに伝えたことはなかったから。
冬の冷たい空気が頬をかすめた。
「……知ってたよ」
地面ばかりみていた私は、その予想外の言葉にハッと顔を上げた。
「気づいてた。気付いてて知らないふりしてたんだ。嫌な女でしょ」
そう言って天を仰ぎながら、自嘲気味に佐伯さんは笑った。
佐伯さんは藤くんのことが本気で好きだ。
だからこそ、私もちゃんと言わなきゃいけない。
そう、思った。
「……ずっと言えなかったけど、私、藤くんのこと好きなんだ」
反応が怖かった。
別に佐伯さんのこと協力したり、嘘ついたわけでもないけれど…
私の気持ちを正直に佐伯さんに伝えたことはなかったから。
冬の冷たい空気が頬をかすめた。
「……知ってたよ」
地面ばかりみていた私は、その予想外の言葉にハッと顔を上げた。
「気づいてた。気付いてて知らないふりしてたんだ。嫌な女でしょ」
そう言って天を仰ぎながら、自嘲気味に佐伯さんは笑った。


