藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

藤くん……やっぱ怒ってるよね……


でもこのままじゃあ今までと何も変わんない。


変わらなきゃいけないんだ……!


私は教室を飛び出した。



「待って!!」



SHRが終わったばかりだから廊下にはそれなりに人がいて。


大声を出した私に廊下にいた人は足を止めたり、視線を投げたりしていた。



「……なに」



藤くんは足を止めてくれた。



「話したいことがあるの……」



すると藤くんはため息を長くついて、



「みどり、ごめん。今日はコイツと帰るわ」



と言った。


佐伯さんは私をチラッと見た後に一瞬悲しげな表情をしたけれど、すぐに笑顔で「分かった」と言っていた。


そして、佐伯さんは立ち去ろうとしたけれど。



「待って!!」



佐伯さんはびっくりした顔で振り向いた。


「佐伯さんにもちょっと話したいことがあるの。藤くん、教室で待っててもらえないかな……?」