藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

そんなネガティヴモード全開で少し俯き加減になっていた私に対して、影山修二がいきなり頭を叩いてきた。



「えっ、ちょっちょっとお兄さん、いきなり何するの?」


「雪、ついてる」



私の頭からハラハラと雪が落ちていく。



「……」



……それならそう言ってよ。


言葉足らずか、この人は。


いきなり殴ってきたのかと思ったし。


ってか。



「自分も付いてるよ」


「……じゃあ、取って」



そう言われ、手を伸ばしたのだが。



「背の高さが違うから頭まで届かないんだけど」



そう言うと影山修二は眉間に少し皺を寄せたあと体を屈めて、私と同じ目線になるようポーズをとった。