藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

「……ってことで今日、ご飯いらないから。うん、わかった。電車乗ったらまた連絡するね」



お母さんに電話でそう伝えると私は電話を切った。


まさかここでご飯を食べて帰ることになるとは……



そう思いながらボーッとしていると目の前に隼人くんが現れた。



「どうした?」


「おばちゃん、お父さんに会ってなかったよね?」


「え……?」



お父さん……って確かいないって影山修二が言ってた気がしたんだけど。



「こっち、こっち」



そう言って手招きする隼人くんに大人しく従う私。


お父さんがいないって、影山修二のウソ?


もしかして私、騙されてた!?


「お父さん」