藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

「この前はありがと」


「……なに?」


「いや、この前、一応藤くんへの告白の背中押してくれたじゃん?」


「……あぁ」


「しかも、アンタ玉砕したら拾ってやるとか言ってたんだよ!?」


「……」


「でも、その必要はなくなりました」



少し照れ臭くなって、えへへと笑みを浮かべた。



「でも、あの言葉があったから私、もう一回ぶつかろうって思えたんだと思う。だから……ありがとう」



2人の間に少しだけ沈黙が訪れる。


それが何だか気まずくて、私は日誌の方に目を向けた。



「……だったら」