藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

その言葉から考えつく藤くんの好きな人………



「なんか……私に似てるね」



そう言うと同時に藤くんから深い溜息が聞こえてきた。



「つーかさ、」



私は藤くんを見つめた。

あれ、私、どうしたんだろう。

目の前にいる藤くんがぼんやり揺らいでみえる。



「そんなバカなやつ、お前以外いねぇだろ」


「………………」


「……て、何泣いてんだよ」



涙がボロボロと零れて、止まらない。



「……ぐスッ……ふじくん、わたし……藤くんのことが好き……なの……」



「……うん」



「……ほ……ほんとに……ぐスッ……ほんとに……好きで………」



「あぁ、知ってる」