藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

「俺の好きなヤツはさ、」


「!?」



私は気にならないと返答したのに、何か言葉を続けようとしている。



「……どんなヤツか教えてやるよ」


「!!!!????」



私は目を見開き藤くんの表情を見ると、藤くんは何やらニヤリと悪戯な微笑みをしていた。

藤くんまさか……こんな状況で私が動揺するのをもしかして楽しんでる!?

藤くんって冷たい……ってかもうドSじゃん!

キャラ変だよ!



「や、やだ。聞きたくない。」


「いいから、聞けよ」


「っやだ」



ふ、藤くんいつからそんな喋りたがりな人になったんだ!!

それじゃあ、あのチャラ浜井と同類じゃないかーーー!!!



私は自分の耳を塞ぎ、下を向いた。



「いやだ!聞かない」



すると両腕に暖かい温もりを感じる。



「言いから聞けよ」



自分の耳を塞いでいた両腕は藤くんに掴まれ、下ろされた。