藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

隣からふと深いため息が聞こえてきた。


それは紛れもなく藤くんからだ。



「またそれ?つーか、浜井に聞くことじゃねぇだろ。なんで本人に訊かねえの?」


「だって、藤くん、なんか私のこと避けてるし……」


「避けてるのはお前だろ」


「……………………」



再び沈黙が訪れる。

景色も紫色から黒の闇へと変化し、街灯もつき始める。