正面から歩いてきていた藤くんは私に気づき、歩みを止めた。
「あの……さっきは助けてくれてありがとう!」
「あぁ…」
その気だるい藤くんの返事を最後に、微妙な空気が二人の間を漂った。
次の言葉が……うまく続かない。
その場に居た堪れなくなった私はその沈黙を破った。
「じゃ、じゃあ、私片付けてくるね」
そう言って立ち去ろうと、藤くんの横を通り過ぎようとした。
その時。
「………お前って誰にでも好きって言うんだな」
「え?」
私は予想打にもしなかったことを言われ、目を見開き藤くんの方へ振り向いた。
しかし、藤くんは対象的に冷ややかな目で私を捉えていた。
「私は誰にでも好きって言わないよ…?好きな人にしか言わない」
「……じゃあお前、アイツの……影山のこと好きなの?」
「えええっ!そんなわけないじゃん」
藤くんがなんでそんなことをいきなり言い出したのか分からなかったが、先ほど菊池くんが言っていたことを思い出した。
私がお昼休みに冗談で言ったあの一言。
『影山修二、大好き』
もしかして、菊池くんがさっき言ってたこと藤くん聞いてた!?
「あ、あれは冗談で言ってたことを菊池くんが本気だったと間違えて「じゃあ」
藤くんが私の言葉を遮る。
「俺への好きも冗談?」
「じょ、冗談なワケないじゃん!」
「じゃあさ、アイツのことなんで異常に庇うの?お前とアイツって何かあんの?」
「い、いや、何にもないよ」
何にもない。
本当になんにもないんだけれど。
ほんの少しだけ影山修二のデリケートな部分を知ってしまっている私はその何だかよく分からない背徳感からか咄嗟に藤くんから目を逸らしてしまった。
「あの……さっきは助けてくれてありがとう!」
「あぁ…」
その気だるい藤くんの返事を最後に、微妙な空気が二人の間を漂った。
次の言葉が……うまく続かない。
その場に居た堪れなくなった私はその沈黙を破った。
「じゃ、じゃあ、私片付けてくるね」
そう言って立ち去ろうと、藤くんの横を通り過ぎようとした。
その時。
「………お前って誰にでも好きって言うんだな」
「え?」
私は予想打にもしなかったことを言われ、目を見開き藤くんの方へ振り向いた。
しかし、藤くんは対象的に冷ややかな目で私を捉えていた。
「私は誰にでも好きって言わないよ…?好きな人にしか言わない」
「……じゃあお前、アイツの……影山のこと好きなの?」
「えええっ!そんなわけないじゃん」
藤くんがなんでそんなことをいきなり言い出したのか分からなかったが、先ほど菊池くんが言っていたことを思い出した。
私がお昼休みに冗談で言ったあの一言。
『影山修二、大好き』
もしかして、菊池くんがさっき言ってたこと藤くん聞いてた!?
「あ、あれは冗談で言ってたことを菊池くんが本気だったと間違えて「じゃあ」
藤くんが私の言葉を遮る。
「俺への好きも冗談?」
「じょ、冗談なワケないじゃん!」
「じゃあさ、アイツのことなんで異常に庇うの?お前とアイツって何かあんの?」
「い、いや、何にもないよ」
何にもない。
本当になんにもないんだけれど。
ほんの少しだけ影山修二のデリケートな部分を知ってしまっている私はその何だかよく分からない背徳感からか咄嗟に藤くんから目を逸らしてしまった。


