「だったら、うちに同じエプロンたくさんあるからエプロンならお金かけなくても揃えることできるよ〜」


麻美さんが続けてくれた。


麻美さんの家は実は喫茶店をしているのだ。


その後、特に意見も出ていなかったのでトントン拍子に決まり、文化祭の準備や当日の当番決めまでも順調に決めることができ、昼休憩となった。



「麻美さん!ありがとう〜もう大好きすぎる〜」


昼休憩、私の席にやってきた麻美さんに抱きついた。


「はいはい。暑苦しい」


と言いつつ、私を引っぺがそうとする麻美さん。


ひどい。



「俺にはねぇの?」