藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

「あっ、じゃあ好きな人はいる?」


そういった瞬間、影山修二は横目でこっちを見てきた。

伏せ目がちで切なそうな眼差し。


えっ……なに?


この変な間は…



「……いるかもな」


「えっ?いるかもなって何?いるの?」


「さぁな」


「えっさぁなって!何?誰?教えてよ!」


「何?そんなに気になんの?」


「うん。いろんな意味で気になる。だから教えて」


「なんでお前に教えないといけないんだよ、アホ」


そう言って私から目線を逸らし、また自分のスマホに手をかけた。


ってか、なんだアホって…
口悪っ!!