藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

からのチョコバナナ。


正直少し…いやかなり恥ずかしいけれども、藤くんを少しでもドキッとさせるにはもうこれしかないのだ。というか思いつかないのだ。



「藤く〜ん、お待たせ〜」


「おっそ。早く行…」



藤くんは私の手元のそれを見て言葉を止め、口元を手で隠しながら私から顔を背けた。

えっ?マジでこれ、そんなに効果があるの?

私は追い打ちをかけるように手元のチョコバナナを頬張った。



「藤くん、美味しいよ〜」



藤くんは全くこっちを見ない。

見てくれないと意味がないんだけど…



「ねぇ、藤くん」


「ねぇ、藤く〜ん」


私はその表情を拝むために藤くんの前に廻りこんだ。


って、え………



藤くん、
















………………めっちゃ笑いこらえてる。