藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

まぁ、この人のことはいいや。


それより藤くんだよ。


藤くんの隣は…?


見渡すと窓側から2列目の1番後ろの席にいた。


うちのクラスはどうやら男子の方が人数が多いようで両隣男子みたいだ。


よかった。
佐伯さんが隣とかじゃなくて。


と胸を撫で下ろしていたが。



「拓也〜」



!!



佐伯さんが藤くんに早速話しかけてるではないか!!



私の藤くんに〜!!



「痛っ」



何かが頭に当たり、鈍い痛みを感じた。


私は藤くん方面から方向転換し、廊下側を見た。



「消しゴム取って」



ん?


影山修二が私に何か言っている。


消しゴム?



「それだよ。下に落ちてるやつ」



てこれ、お前が投げたんかい!

なんで今私に投げたんだよ!

しかもそれ私に当たってるし!



「どーぞ!」



私は怒りを露わにした精一杯の声色で影山修二に消しゴムを渡したのだった。