藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】

「あ、じゃあ俺行こっか〜!」



藤くんの隣から何やら声がした。



チャラ男浜井だ。

コイツ、自分からイケメンに立候補しやがった。
なんて図々しいやつ。



ただ藤くんが行かない以上、
誰かと一緒に行かないと行けないし、
チャラ男だから顔だけみたらギリギリイケメンだし…



「いいよ。浜井くん。行こう」



藤くんと一緒に走りたいのは山々だが、それよりも一刻も早くこの種目を終わらせたいという気持ちで私はいっぱいだった。


コイツがイケメンとゴールで判定されなかったら終わりだけど。



「はーい、よろしく〜」



そう言ってチャラ男浜井は、私に手を伸ばしてきた。



「はい、よろしくー」



そう言って手を掴もうとした。


その時だった。