藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】




***



六月になった。
今日はこの前行った数学のプレ中間テストがおそらく返ってくるはず。



あれからテストの日まで毎日放課後に影山修二に数学を教えてもらった。

思っていた以上に真面目に教えてくれた影山修二。
意外に熱血であるということを知った。

相変わらずアホ、バカ、単細胞などの暴言吐きまくりだったが。

しかし、特訓の成果か、全く分からなかった数学が少しだけ分かってきた気がした。



テストの手応えは今までの私には想像出来ないくらいだ。
だって一応全部答えを埋めることができたんだもん。


それでも結果はどうなるか分からないから朝からドキドキしていた。



「麻美さん、私は死刑を宣告された死刑囚みたいです」



「…朝っぱらから何言ってんの?」