オフィスの華には毒がある

「えへへー、そんなこともないですけどぉ」


そして環ってば単純!何なの、その単細胞加減。


そんな二人の後ろを歩いていたわたしの方へ、鼻唄混じりにやってくる環。


「見てください。このアルパカちゃん!」


隣に並んだと思いきや、急にわたしのバックから例のアルパカを引き出して主任の方へ突きだす。


「……なにそれ、わたあめ?」


「これ、あたしと彼の初デートのお土産なんです、愛の結晶です!」


ポカンとしている主任。そりゃそうだ。
大丈夫、この子、恋は盲目状態で爆走してるだけだから放置してくださいな……。


なんてこと、本人を前に到底言えず。


そんな調子で、随分と自然に一緒に歩くわたし達三人。